各国・産地の銘柄

生産国が銘柄名となって呼ばれる場合と、積出港が銘柄になって呼ばれる場合、それから各産地や農園が銘柄になって呼ばれる場合とありまして、統一した呼び名の規格はないようです。あとは市場関係者向けの呼び名があります。

生産国の場合:ブラジル、コロンビア、エチオピアタンザニアなど。これは取引業者や商売人ベースでは呼ばれません。一般人に向けた呼び名であることが殆どです。

積出港の場合:サントス(ブラジルの港)、モカ(イエメンの港)など。同国や周辺各地のコーヒー豆を集積して出荷する場合の呼び名。おもに商社や業者向けの呼び名であることが多いです。

産地や農園の場合:ハラーやシダモ(エチオピアの”モカ”の産地)、モジアーナ(ブラジルの有名な農園・産地)など。本来はこの呼び名で統一するのが好ましい。覚えるのが大変だけど。

市場向けの呼び名: 主にニューヨーク取引所やシカゴ商品市場での呼び名。コロンビアマイルド、アザーマイルド、アンウォッシュドアラビカ、ロブスタ。日経新聞の株式欄あたりの各商品市況などに出ています。