コーヒーの苗木の種類は、大きく3つあります。

1 アラビカ種: 主にレギュラーコーヒーなどに使用される。味が良い。世界の全生産量の60〜70%。3品種の中ではもっとも高額で取引される。栽培は高地で行われる。標高900mから1200mくらい。病害虫に弱い。豆のサイズは大きい。エチオピア高原原産。小豆くらい。

2 ブスタ種: 主に工業用コーヒーに使用される。缶コーヒーやインスタントコーヒー等。生産量は20〜30%。もっとも安値です。栽培しやすくて病害虫にも強い。苦みが強く、風味はアラビカ種に劣るとされる。正しくはカネボーラ種という。豆は小さい。グリンピースくらい。アフリカのコンゴ原産。

3 リベリア種: 主に工業用コーヒーに使用される。生産量はごく僅か。主に欧州向け。日本には殆ど輸入されない。ロブスタ種と同じく強い苦みが特徴。西アフリカのリベリア周辺が原産。



有名な銘柄や産地は殆どがアラビカ種です。ブラジルやコロンビア、ジャマイカやドミニカ。ハワイ、イエメン、タンザニアエチオピア。でも安いロブスタ種の需要もあるので栽培はしています。アフリカやアジアではロブスタ種が多く、中南米ではアラビカ種がおおいと思います。主観ですが。