コーヒーを淹れるための3種の神器

 コーヒーを毎日2回淹れますが、これまでカリタメリタさんのドリッパーやコーヒーサーバーを使っていました。ちなみに、カリタのドリッパーは穴が3つで、メリタは穴が1つです。抽出したコーヒー液が、サーバーに落ちる速度に落ちる速度が異なるようです。すっきり淹れたいなら落ちるのが比較的早い3つ穴のカリタ、じっくり淹れたいなら1つ穴のメリタと言われておったようです。メリタのプラスチック製のドリッパーは、コーヒーがフィルター越しに落ちていくのが見えると思いますので、食指が動きましたが、プラスチックに熱湯を使うとなにやら身体によくないものが溶け出す『気がする』と思ってしまい、陶器のものを使っていました。

 そんな猜疑心があるわたしも、かねてよりハリオのガラス製のドリッパーが欲しかったのですが、ちょっと前に購入して以来使い続けています。ハリオさんのドリッパーの最大の特徴は、皆様ご存知のように円錐形にあります。ハリオさんが仰るように、確かにコーヒー抽出を考察した場合、必然的に円錐形のドリッパーになると納得いたします。ドリッパーを購入したついでに、コーヒーサーバーもハリオガラスのものにしました。ガラス屋さんだったハリオさんなので、当然のように耐熱ガラスです。

 近年、ハリオのドリッパーは人気が高く、サードウェーブコーヒーの影響で特に海外で人気だそうです。そのためか、ハリオさんのホームページも多言語化されています。都心の百貨店でも扱っているようで、少し前まで、某新宿の百貨店では売り切れ状態でした。今では充分に各店舗に在庫が行き渡っており、わたくしも近所のお茶屋さんで手軽に購入できました。

 ガラス製なので割れやすいと思いますので、取り扱いには注意が必要です。陶器のものもありますが、お湯がコーヒーとなってサーバーに落ちる様を見るのが、ちょっとした興味です。当然ながらフィルターも専用のものを使用しなくてはならず、まだまだカリタ、メリタほどに『どこにでも置いてある』わけではないので、フィルター切れしてしまうこともあります。その際は、以前のようにカリタさんで淹れます。

ドリッパー、サーバー、ポットがコーヒーを淹れる際の欠かせないツールだと思います。*1ドリッパーとサーバーは一新しましたが、ポットは四半世紀前の、親から引き継いだステンレス製の小ぶりのものを使っています。よく目にする商品です。銅製のものを使った時期もありましたが、銅製は手入れがとても面倒でした。サボるとすぐに青くなってしまいまい、結局ステンレス製に回帰しました。

*1:たまに面倒になって、ポットを使わずにケトルから直接お湯を注いでしまいますが。