夏になると自分で焙煎する人にとっては辛い季節ですね。

コンロの間近で15分前後も腕を振るのは苦行ですらあります。前もって大量に焙煎しておいて、真夏の焙煎作業を少なくするように試みましたが、夏が終わるまでの分量を焙煎するのは大変ですし、だいいち湿気を吸って香りが弱くなってしまいます。それに、夏場はアイスコーヒーを多用しますので、レギュラーコーヒーに比べて焙煎時間が長いので焙煎作業がさらにしんどい。
そんな時には妥協案として、小売店から焙煎済みのレギュラーコーヒー粉末を購入することになります。熱中症には変えられません。ネットで注文してから焙煎して配送してくれるお店を探せば良いのですが、小ロットだと送料が高くつくし、その手段をとるならそもそも自分で焙煎なんぞしなくとも良いですよね。まあ、最近は夏場くらいはネットの焙煎屋さんに大量に注文しようかと心が傾いています。
普段通い慣れないため、どのお店で焙煎済みのコーヒー粉末を購入するのがよいのか迷ってしまいます。何かのついでに思い出したように購入するので、当然ながら日頃の行動範囲で探すことになります。私の行動範囲では金子園さんとKALDIコーヒーファームさんがあります。このうち前者は店頭で注文後に焙煎してくれます。カルディさんのホームページは見ていて楽しいですね。
両者を買ってみて、どちらが自分に向いているのか比べてみました。

写真では左がカルディさんのコーヒー粉末で、右が金子園さんです。


カルディさんでは注文時に「一番焙煎が弱いものを」と要望して出してもらったものです。カルディさんは焙煎度が深めで、挽き具合も細かめですね。金子園さんでは焙煎度も挽き具合も指定できます。焙煎度は300ぐらむを160秒でかなり弱めです。引き具合は中挽き。この比較写真でもかなり違いが現れていますが、ドリップして飲んでみても違いはハッキリしています。カルディさんのは私には強すぎました。細かく挽いているので同量をドリップしても、出過ぎてしまい濃すぎるように感じてしまいます。このへんは調節すれば良いのですが、普段ミディアムロースト程度の私には、やっぱり濃すぎました。アイスコーヒーやラテにすれば丁度良いのですが。「細かくて濃いならいっそ、エスプレッソにしてしまったらどうか?」と考えて、マキネッタで淹れてみましたが、いくらなんでもエスプレッソにするには焙煎が弱すぎて、美味しくありませんでした。
自分にぴったり合うコーヒー粉末が手近に手に入るといのは日々の満足感に影響するものですねえ。