水洗式と非水洗式
グリーンコーヒーは、大きく分けて水洗式と非水洗式があります。
水洗式のを採用している主な国は、コロンビア、グァテマラ、メキシコ、ジャマイカ、ハワイ、タンザニアなどおよそ70%の生産地で行われています。非水洗式はブラジル、エチオピアなどです。
水洗方式のメリット
- 不純物がほとんど取り除ける
- 焙煎時にシルバースキンのカス(チャフ)がでにくく焙煎しやすい。
- 仕上がりがきれい
水洗方式のデメリット
- 大量の水を必要とする
- 巨大な水槽が必要
- 手際が悪いと発酵臭が豆に残る
非水洗方式のメリット
- 大量の水や設備を必要としない
- 高地など水のないところでも可能
- 手順が簡単
- 抽出したコーヒーの味が、マイルドになる(と、言われている)
非水洗方式のデメリット
- 天日で乾燥させる為に天候に左右される
- 異物の混入が多い
- シルバースキンが多く残る
実際に生豆を焙煎すると、非水洗方式のブラジル産豆などは、おびただしい量のシルバースキンのカス(チャフ)がはがれ落ちます。引火して火事になるかと思えるほどです。水洗式のコロンビア産豆は、ほとんどチャフはでません。ご自宅で焙煎される時は、水洗式の豆を用いた方が、後片付けがずっと楽です.非水洗法と水洗法をミックスした半水洗方(セミウォッシュド)というものも近年ブラジルではじまっているようです。
水洗された豆は、なんと言っても生豆がきれいです。(非水洗方式のブラジルは何故か生豆でもきれいです)。しかし、非水洗方式もいったん水に入れます。脱穀の後に水で洗うかどうかと言った所ですので、それほど気にする事でもありません。重要なのはよく乾燥しているかや、精製行程全般のレベルが高いかどうかです。非水洗方式でもブラジルは精製の品質が高く、エチオピアはよくありません。ブラジルは焙煎しやすいですが、エチオピアの代表モカなどはとても焙煎しずらい豆です。しかし豆の粒を揃えられた優良銘柄であるモカ・マタリーは特別焙煎しやすいです。
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